不妊治療の診察で聞きたいことが聞けなかった。愛犬の通院で気づいたこと

不妊治療の診察で聞きたいことが聞けなかった。愛犬の通院で気づいたこと

この記事は、妊+のstand.fm「妊活すっぴんトーク」で配信した内容をもとに、読みやすく編集したものです。

今回は、藤岡麻美と、定期的にコラボ配信をしているやすよさんが、不妊治療の通院で学んだことについて話しました。

きっかけは、愛犬の体調不良。動物病院で先生に聞きたいことがあるのに、うまく言葉にできなかった藤岡。そこで思い出したのは、不妊治療中にも同じように、聞きたいことを聞けずに悔しい思いをしたことでした。

「こんなことを聞いたらどう思われるんだろう」
「先生も忙しいだろうし」
そんなふうに考えて、質問を引っ込めてしまう。診察が終わってから「あれも聞けばよかった」と後悔する。そんな経験はありませんか?

でも、今回の愛犬の通院では、あの頃にはできなかった行動を取ることができました。

不妊治療を経験したからこそ、今になって気づけたこと。そんな二人の会話を、ラジオを聴くような気持ちで、ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

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聞きたいことがあるのに、言葉が出てこない

愛犬の体調が悪くなり、動物病院を受診した藤岡。いつもの腸炎だと思っていたところ、検査で思いがけない結果を告げられます。

藤岡:
「肝臓の数値が基準値の10倍くらい高いって言われて、命の危険があるくらいの状態だって。もう動揺しちゃって…

何をしたらいいのか、ちゃんと聞かなきゃと思ったんだけど、先生から『何か聞きたいことありませんか?』って聞かれても、全然言えなかったの。何を聞いたらいいのか分からなくて」

やすよ:
「うん、そうだよね」

藤岡:
「原因が分からないと、また同じことになるかもしれないじゃん。だから何が原因なのか、すごく知りたかった。でも、うまく言えないまま帰ってきちゃって」

先生も忙しいし、ほかにも待っている患者さんがいる。そう考えると、聞きたいことがあっても、その場ではなかなか言い出せません。

藤岡:
「家に帰ってから、ずっと考えてたの。聞きたいことがあったのに、全然言えなかったなって。それで、不妊治療中と全く一緒だなって思ったの。聞きたいし、聞かなきゃって思うんだけど、全然その場で言葉が出ないんだよね」

愛犬の通院をきっかけに、よみがえってきた不妊治療中の記憶。聞けなかった悔しさは、過去の自分にも重なっていました。

聞けなかった悔しさと、ネット検索で膨らむ不安

不妊治療中も聞きたいことがあるのに診察室で聞けなかった藤岡。今回の愛犬の通院をきっかけに、当時の自分がどのように不安と向き合っていたのかを振り返ります。

藤岡:
「不妊治療のときって、聞きたいことがあってもスマホでめっちゃ調べて、そこで解決してたのね。先生にこんなこと聞いたらどう思われるんだろうって、すごく考えて、聞けなかったんだよね」

やすよさん:
「うんうん」

藤岡:
「今回も最初は症状から考えられる病気を調べたい気持ちがあったんだけど、調べたら不安になるっていうのも分かってたの。だから、今回はネットで調べるのをやめて、先生に聞こうって思ったんだよね」

やすよさん:
「一つ調べると、そこからどんどん広がっていくじゃん。最初はAのことを知りたかっただけなのに、調べ終わる頃にはBとかCの疑問や不安も出てきて。時間も経っちゃうし、なんか疲れちゃった、みたいな」

藤岡:
「そうそう。結局、調べることで不安がどんどん膨らんでいくんだよね」

やすよさん:
「自分が気にしてるから、いろんな情報が目に入ってくるんだよね。ポジティブな情報もあれば、ネガティブな情報もあるし」

藤岡:
「そうなの。気にしてるからこそ、ネガティブな情報も入ってきちゃうんだよね」

知りたいことがあって検索したはずなのに、いつの間にか別の心配事まで増えている。そんな経験は不妊治療に限らず、心配事があるときには起こりうるのかもしれません。

藤岡:
「だって私、不妊治療のときはクリニックの中にいて先生に聞ける状況なのに、ネットで調べてたからね」

やすよさん:
「便利だからね」

藤岡:
「そう、便利なんだよね。でも、今回の動物病院の先生は、もともと信頼していた先生だったし、不妊治療での経験を踏まえて、先生に聞こうって思えたのも大きかったと思う」

そして今回、愛犬の通院で、もう一つ違う行動を取ることになります。

聞きたいことを紙に書いたら、診察への向き合い方が変わった

前回の動物病院での診察で、聞きたいことをうまく伝えられなかった藤岡。翌日も病院へ行くことが決まっていたため、今度こそ後悔しないように自分にできることを考えました。

藤岡:
「次の日も病院に行くことになってたから、わんこの不調の原因につながりそうなことをとにかく紙に書いたの。カレンダーを見ながら、この日はここに行ったなとか、何がヒントになるか分からないから、思いつくことをいっぱい書いて」

やすよさん:
「うんうん」

藤岡:
「それで、診察のときに聞くんじゃなくて、受付の人に事前に渡して、先生が診察前に見られるようにしようと思ったの。そしたら診察のときに先生が『メモ見ましたよ』って言ってくれて」

やすよさん:
「それ、すごくいいね」

藤岡:
「そうなの!家で紙に書きながら、これって関係ないかなとか、こんなにいっぱい書いたら細かい患者だと思われるかなとか、ちょっと考えたんだけど。でも、原因を突き止めるヒントになるかもしれないと思ったら、伝えたかったんだよね」

これまでなら、聞きたいことを頭の中やスマートフォンに入れておき、診察中にタイミングを見つけて質問しようとしていた藤岡。今回は、診察室でうまく話せるかどうかに頼らず、事前に伝える方法を選びました。

藤岡:
「紙に書いておくと、書いてる間に一回冷静になれるんだよね。自分の中でも整理できるし。先生に聞きたいことを、その場で全部言わなきゃって思わなくていいから」

やすよさん:
「そうだよね。診察室で対面してると、これも聞かなきゃ、あれも聞かなきゃって、質問することに必死になっちゃうもんね」

藤岡:
「そうそう。先生が答えてくれてても質問することに必死で、あんまり頭に入ってないこともあると思うの」

気になっていたことを確認できた藤岡は、それだけでも安心したといいます。病気の原因が分かったわけでも、検査結果が改善したわけでもありません。それでも、自分に合った伝え方を見つけ、行動できたことが大きな達成感につながりました。

結果はまだ分からない。それでも、自分にできることはやれた

愛犬のために、自分で考えて行動できた藤岡。やすよさんとの会話は、今回の出来事を通して感じた自分自身の変化へと広がっていきます。

やすよさん:
「話を聞いてて思ったのは、あさみさん自身が、自分のことを信頼できたのかなって。先生に聞いたら大丈夫っていうのを信じられたんじゃないかな」

藤岡:
「確かにね。今回は、ネットで調べても不安になるだけだし、先生に聞こうって思えたんだよね」

やすよさん:
「ネットでいろいろ言われるより、今の状態をちゃんと知ってる先生から聞く言葉の方が、重みが違うよね。先生との信頼関係って大事だと思う」

藤岡:
「今回、自分で紙に書いて先生に渡そうって考えて、実際に行動できたことが、すごく嬉しかったの。自分にできることをやったって思えたから」

やすよさん:
「それって、自分との信頼関係を少しずつ築いていくことなんだと思うよ」

藤岡:
「そうかもしれない。初日に聞けなかったとき、不妊治療中のことがよみがえってきたんだよね。このままじゃ、また後悔するって。だから今回は行動したかった」

愛犬の体調が回復したと確認できたわけではありません。原因も、まだ分かっていません。それでも藤岡の気持ちは、初日の診察後とは大きく変わっていました。

藤岡:
「自分の行動一つで、気持ちって変わるんだなって思った。結果も大事だけど、結果じゃないよね、そういうのって」

やすよさん:
「そうだと思う。本当に、自分が納得できたとか、やろうと思ったことができたとか、そういうところでも自分を認められるんだよね。私、自分の人生を自分で生きるっていうことを、してこなかったなって思ったの。みんながこう言ってるからって、しょうがないって決めてたこともあったなって」

今回の経験をきっかけに、やすよさん自身のこれまでの生き方にも話が広がっていきます。

自分の人生だから、自分が納得できるように進みたい

愛犬の通院を通して、自分にできることをやり切ったと感じた藤岡。二人の会話は、診察での行動だけでなく、自分の人生をどう生きるかという話へと広がっていきます。

藤岡:
「自分の行動一つで、やっぱり『よくやった』って思えるのとか、これでダメだってもしょうがないって思えるのとか、そこってすっごい関わってくるね」

やすよさん:
「関わってくるよ。なんか本当に、自分の人生を自分で生きるっていうことを、私してこなかったなって本当に思ったの。みんなこう言ってるもんねとか、そういうのを持ってきて、しょうがない風に決めてることもやっぱあったなって思う」

周りの人がどう思うか、世の中ではどう言われているか。知らず知らずのうちに、そんな基準で自分の選択を決めてしまうこともあるのかもしれません。

やすよさん:
「だけど自分の人生だから、自分が納得いけばなんだっていいんだなって」

藤岡:
「いや、そうだ! 本当にね、そこが一番大事だよね。自分が納得できるからね」

やすよさん:
「自分の人生だからさ、あれこれ言われたとしても、自分が良ければそれで良くって。最初はやっぱりそれにドキドキしたりするけど、でも、言ってる人たちは私の人生の責任を取ってくれるわけじゃないし。本当に結局のところは、自分が満足すればいいんだなって」

不妊治療では、治療の選択や医師との関わり方など、迷う場面がたくさんあります。周りの意見が気になったり、先生にどう思われるかを考えて、自分の気持ちを後回しにしてしまったりすることもあるでしょう。

でも、自分の人生を生きるのは自分自身です。誰かの期待に応えることよりも、自分が納得して選べたと思えること。その積み重ねが、後悔を減らし、自分を信頼することにもつながるのかもしれません。

聞きたいことを聞く。
自分の気持ちを伝える。
どうしたいのかを考えて、自分で選ぶ。

すぐにはむずかしくても、まずは自分が納得できる小さな一歩から始めてみませんか。


この話の続きは、ラジオで

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。今回の記事は、妊+のstand.fm『妊活すっぴんトーク』で配信した内容をもとに編集しました。

実際のラジオでは、「そうだね」「分かる」と何度も共感しながら、ときには笑いも交えて、二人がそれぞれの経験や気持ちを話しています。文章だけでは伝わりにくい、声の温度や会話の間も、ぜひ感じてみてください。

今回、心に残るのは、「自分の人生だから、自分が納得いけばなんだっていい」という言葉。

周りの意見や、誰かにどう思われるかが気になって、自分の気持ちを後回しにしてしまうことはありませんか?

「今、自分はどうしたいと思っているんだろう」

ラジオを聴きながら、そんなことを少し考えてみてもらえたら嬉しいです。😊

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一人で考え続けるより、誰かと話してみませんか?

今回のラジオのように、話してみて「私も同じ」と思える人と話せることがあります。

一人で考えていると、同じことを何度も繰り返し考えてしまったり、モヤモヤの正体が分からないまま苦しくなったりすることも少なくありません。

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