妊娠報告にモヤモヤ…。「まだ傷つく人だと思われていたんだ…」と感じた日

この記事は、妊+のstand.fm『妊活すっぴんトーク』で配信した内容をもとに、読みやすく編集したものです。

今回は、「妊娠報告を受けた時に感じた、なんとも言えないモヤモヤ」について話しています。

「おめでとう」と心から思えたはずなのに、なぜか時間が経つほど心がザワついてくる。
そのモヤモヤの正体を二人で話しているうちに、たどり着いたのは、

「まだ傷つく人だと思われていたのかな……。」

という、自分でも思いがけない気づきでした。

さらに話は、「モヤモヤする相手は、自分の未解決な気持ちを映す合わせ鏡なのかもしれない」というテーマへ。

誰かとの出来事をきっかけに、自分自身の心と向き合っていく時間になりました。

ラジオを聴くような気持ちで、ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

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妊娠報告に添えられた「気を遣ったわけじゃないんだけど…」

ラジオの収録が始まってすぐ、私が切り出したのは最近あった小さな出来事。

私:
「最近ね、ちょっとモヤモヤしたことがあって」

やっちゃん:
「なになに?」

私:
「久しぶりに連絡を取った人がいたの。その人も不妊治療をしていた人なんだけど、妊娠したことを知って。「本当によかったな」って思ったのね」

やっちゃん:
「うんうん」

その人が妊娠したことを知った時、私の中にあったのは純粋に「おめでとう!」という気持ちでした。この話は「妊娠報告がつらかった」という話ではありません。別の部分で一つだけ心に残った言葉がありました。

私:
「でも、そのメッセージの中にね、

.気を遣ったわけじゃないんだけど… .

って書いてあったの」

やっちゃん:
「へぇ」

私:
「その時は全然気にならなくて「おめでとう!」って返して、それで終わったんだけど…」

その場では何も感じませんでした。
ところが、不思議なことに時間が経つにつれて、その一文だけが何度も頭の中によみがえってきます。

「どうして、あえてそんな言葉を添えたんだろう。」

理由は分からないまま、心の中だけが少しずつざわついていきました。

相手も悩みながら伝えたんじゃない?

そんな私の話を聞いて、やっちゃんはこんなことを言いました。

やっちゃん:
「でもさ、その人も不妊治療を経験してるんだよね?」

私:
「そう」

やっちゃん:
「だったら、どう伝えようか迷ったんじゃないかな。経験したからこそ、「この伝え方で大丈夫かな」って考えたんじゃない?」

その言葉を聞いて、私は少し立ち止まりました。

私はずっと「あの人は、どうしてそんな言い方をしたんだろう」と考えていました。でも、相手もまた、「どう伝えれば傷つけずに済むだろう」と悩みながらメッセージを書いていたのかもしれません。

そう考えると、相手の見え方が少しだけ変わりました。

私:
「あぁ……。確かにそうかもね。私は「なんでそんな言い方をしたんだろう」って思ってたけど、向こうも向こうで考えた結果だったのかもね」

やっちゃん:
「うん。傷つけたくないって思ってたんじゃないかな」

相手を責めたいわけではない。
そのことは、最初から分かっていました。
それでも、まだ心の中にはモヤモヤが残っています。

「じゃあ私は、一体何に引っかかっているんだろう。」

妊娠報告が嫌だったわけじゃない

私:
「なんだろうなぁ…。もちろんね、人によっては「いいな」って思う瞬間が全くないわけじゃないよ。でも最近は、その気持ちが出てきても、「今そう思ったんだな」って自分で受け止められるようになってきて。だから、妊娠報告を聞いても、「おめでとう!」っていう気持ちの方が自然に出てくるようになった。それが自分の中ではすごく変わったなって思ってた。でも今回のことがあって、

『あ、私はまだ周りからそういうふうに見られてるんだ』

って、ちょっと思っちゃったんだよね。」

やっちゃん:
「そっか、カウンセラーとして活動しているってわかっていてもそんな風に思われるんだっていうのが、なんかね、ショックだったね」

私:
「不妊治療を終えて、もう4年経って。もちろん、全部吹っ切れたなんて言えないけど、自分では少しずつ前に進めていると思ってた。だから、「気を遣ったわけじゃないんだけど」って言葉を見た時に、

『私はまだ、傷つく人だと思われているんだ…』

って感じたのかもしれない」

やっちゃん:
「なるほどね。妊娠報告じゃなくて、自分がどう見られていたか、そこだったんだ。たぶんその人はあさみしんが気にするだろうなとかっていうよりも、自分が気にしてたりもするから、一般的に考えて「気を遣ったわけじゃない」ってつけたのかなと思う。でも、やっぱり反応するっていうことはあさみしんの中にまだ、ちょっと消化しきれない何かがあるんじゃないかなとも思う」

私:
「何が残っているんだろう…」

やっちゃん:
「うらやましい」が一番大きかったわけじゃない気がする。それよりも、ここまでいろんなことを乗り越えてきて、「私は前に進めてる」って思えていた自分がいたじゃん。その自分に対して、「まだ傷つく人」って思われていたように感じたことが、一番モヤッとしたんじゃないかな」

私:
「そうかも!そんな感じかも!」

やっちゃん:
「もちろん、いろんなことを乗り越えてきたのは本当だと思う。でも、もしかしたらまだ少しだけ心に残っているものがあって、今回はそこが反応しただけなのかもしれないね」

話し始めた時には、こんな答えにたどり着くとは思っていませんでした。

「なんとなくモヤモヤする。」

その気持ちを言葉にしていくうちに、少しずつ本当の気持ちが見えてきたのです。

このあと私たちの話は、「モヤモヤすること」そのものの意味へと広がっていきました。

私の「正しい」と相手の『正しい』

やっちゃん:
「実は私も最近、人とのやり取りでモヤモヤしたことがあって。私には私の「正しい」があって、相手には相手の『正しい』があったんだよね。私は私で「これが正しい」と思って伝えたんだけど、振り返ってみたら、それって自分の正しさを伝えただけだったなって思った。相手がどういう背景でその言葉を言ったのか、そこまで見られてなかったなって」

私:
「そうなんだ」

やっちゃん:
「正しさをぶつけ合っても、最後にはお互い傷つくだけなんだよ」

私:
「本当だね。お互い正しいと思ってるから、余計にぶつかるんだろうね」

やっちゃんの話を聞いていると、「正しいこと」と「伝わること」は、必ずしも同じではないんだと改めて感じました。自分が正しいと思うことを伝えるだけでは、相手の心には届かないこともあります。

そして、もう一つ印象に残った言葉がありました。

やっちゃん:
「結局ね、私もまだ「正しくなきゃ」って思う自分が残っていたんだと思う。だいぶ減ったと思ってたんだけど、まだスイッチが入るところがあった。でも、その人がいたから気づけたんだよね」

私:
「合わせ鏡みたいな感じ?」

やっちゃん:
「そう、それ。イラッとした相手が、自分の中にまだ残っているものを映してくれた感じ」

モヤモヤする相手は、自分を困らせる存在だと思っていました。

でも、もしかしたら、自分でも気づいていない課題を映してくれる存在なのかもしれません。

そう思うと、「嫌な出来事」の見え方が少し変わります。

モヤモヤは成長の源

ラジオで話しながら、改めて気づいたことがあります。

やっちゃん:
「あさみしんも、今回そのLINEを見てモヤモヤしたじゃん。でも、その人がそう思わせようとして送ったわけじゃないと思うの。あさみしんの中に、まだ少し引っかかるものがあったから反応したんじゃないかな」

私:
「確かに。時間差だったね。最初は何とも思わなかったのに、だんだんモヤモヤしてきて『あれ?なんでこんなに気になるんだろう』って」

前だったら、そのモヤモヤをそのままスルーしていたかもしれません。

「なんでそんな言い方するの?」
「信じられない。」

そんなふうに相手を見て終わっていたと思います。

でも今回は少し違いました。

私:
「LINEを見た時も、一回立ち止まれたんだよね。『あれ?私これ、なんで気になるんだろう』って。そこから、自分の中で考える時間ができた。前だったら、その言葉にすぐ反応して、『なんでこんなこと言われなきゃいけないの』ってなってたと思う」

やっちゃん:
「ちょっと被害者になっちゃう感じね」

私:
「そうそう。でも今回は、一歩引いて見られた。それって、前の自分とは違うなって思った」

やっちゃん:
「じゃあさ。今回の出来事って、【まだ傷つくところがあった】っていうより【そこまで成長した自分に気づけた出来事】だったんじゃない?」

私:
「……あ、それ、すごくいい。そうか。これは成長なんだ!」

まだ少しモヤつくところはある。
でも、モヤモヤした自分に気づいて、その理由まで考えられるようになった。

それって、以前の私にはできなかったこと。

妊娠報告にモヤモヤしたときは

今回の出来事を通して思ったのは、モヤモヤは「まだダメな自分」を教えてくれるものではなく、「今の自分」を知るきっかけなのかもしれない、ということです。

以前の私は、モヤモヤを相手のせいにしたり、自分の気持ちに蓋をしたりしていました。でも今は、「なんで私はモヤモヤしたんだろう」と、一度立ち止まって自分に問いかけられるようになりました。

不妊治療を経験すると、心が揺れる瞬間は何度も訪れます。でも、その揺れに気づき、自分を責めるのではなく、「まだここに大切な気持ちが残っていたんだね」と受け止められたら、それも一つの成長なのだと思います。

あなたが今感じているモヤモヤにも、きっと意味があります。
焦って答えを出そうとしなくても大丈夫。まずは、その気持ちにそっと耳を傾けてあげてください。


この話の続きは、ラジオで

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。今回の記事は、妊+のstand.fm『妊活すっぴんトーク』で配信した内容をもとに編集しました。

実際のラジオでは、「あ、それかも!」「なるほど!」と気づいていく瞬間や、二人で笑いながら本音を話している空気感を感じていただけます!

「モヤモヤって悪いことじゃないのかも。」
そんな気づきが生まれたリアルな会話を、ぜひラジオでも聴いてみてください。

きっと、あなた自身の気持ちを見つめる時間にもなるはずです😊

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一人で考え続けるより、誰かと話してみませんか?

今回の私のように、話してみて初めて「本当はここが引っかかっていたんだ」と気づくことがあります。

一人で考えていると、同じことを何度も繰り返し考えてしまったり、モヤモヤの正体が分からないまま苦しくなったりすることも少なくありません。

妊+では、不妊治療や妊活を経験したカウンセラーによる無料の「はじめて相談50」をご用意しています。

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