「わたし」のリズムを感じて

「わたし」のリズムを感じて

辞められないオヤツ

授乳中
とにかくお腹がすいて仕方がなかった

ごはんを食べてもなにか口寂しい
普段なら避けていたパンやお菓子に
自然と手が伸びる

まるで底なしの胃袋のように
食べても食べても「まだ足りない」と
身体が、脳が叫んでいた

産後の身体って
こんなに食べたくなるものなんだ、と
はじめての産後の時は驚くほどだった

正直、体重は増えました

胃が重たくなって
低気圧の影響も受けやすくなって
身体の不調もあった

いわゆる“未病”という状態
でも不思議と、メンタルは落ち着いていた

「これでいい」
「だって、今のわたしはこれを求めているから」

その感覚が、心を安心させてくれていた

そして、卒乳を迎えた今

食欲は自然と落ち着いて
身体がするするっと
整いはじめているのを感じている

この体験を通じて気づいたのは
不妊に焦る必要なんてないということ

情報に振り回されず
自分の心と身体の声を
ちゃんと聴いてあげること

そして「心地よい食事・生活」こそが
薬膳の知恵を活かすための
土台なのだということ

今日はそんな話を
わたしのリアルな実感とともに
綴ってみたいと思う

過食の根源

「なんでこんなに食べてしまうんだろう」
そんなふうに自分を責めたくなる瞬間って
きっと多くの女性が経験していると思う

けれど
東洋医学を学び、薬膳に出会ってから
黒田は少しずつ見方が変わっていった

中医学では
母乳は「血より化す(けつよりかす)」と
言われている

つまり
血を材料にして母乳はつくられている
ということ

授乳中の母の身体は
赤ちゃんのために大量の血と
エネルギー(気)を日々送り出している

これがどれほどの消耗か
考えてみれば当然だった

食べたくなるのは自然なことだし
むしろそれだけエネルギーを
必要としている証拠

しかも
出産や育児による睡眠不足
気圧や気温の変化
産後のホルモンバランスの乱れ……

これだけ条件が揃っていれば
多少の体調不良があって当たり前

実際、わたしも低気圧の前になると
頭が重くなったり
気分が落ち込みそうになったりした

でも
“未病”のサインとして
それを捉えられるようになってからは
「どうすれば改善できるか」を
自分で考えるようになった

たとえば
気の巡りをよくする食材を適宜取り入れたり
身体を温めてくれる生姜を
冷蔵庫に常備したり

「なんとかしなきゃ」じゃなく
「ちょっと整えてあげよう」
くらいの気持ちで
身体と向き合えるようになったのは
薬膳のおかげだったと思う

穏やかでいられた訳

食欲は止まらなかったし
身体もスッキリとは程遠かった

それでも
心だけは不思議と穏やかだった

その理由を考えてみると
やっぱり「今のわたしはこれでいい」と
思えていたからだと思う

薬膳を知らない黒田なら
太ったことに一喜一憂していたし
「お菓子食べすぎた…」と毎日のように
自己嫌悪に陥っていた

でも今回は違った

「これは授乳中の自分に必要なこと」
「だから今は、ちゃんと食べていい」

そんなふうに
心のどこかで“許可”を出せていた

そしてその“許可”が
心に安心をもたらしてくれていた

もちろん
そう思えるようになるまでには
いろんな経験があった

長女のときは
ここまで自分をゆるせなかった

「ちゃんと戻さなきゃ」「しっかりしなきゃ」って、いつも自分にムチを打っていた

だけど今は
「時がくれば元に戻る」って知っている

わたしの身体の“底力”を信じている
だから、焦る理由がどこにもない

育児も、身体も、人生も

「今のわたし」をちゃんと認めてあげるだけで
こんなにもラクになるんだと実感した

一生は続かない

そしてついに、次女の卒乳を迎えた

あれほど毎日
「もっと食べたい」「甘いものがほしい」と
思っていたのが、ウソみたいに落ち着いた

朝ごはんだけで満足する日も増えたし
お菓子も「まあ今日はいいか」と思えるようになった

無理に制限したわけでもないのに
自然とそうなっていったのだ

そして何より
身体が変わってきた

浮腫がとれ、胃の重さがなくなり
気圧の変化にも少しずつ強くなっている

「戻ってきてるなぁ」という実感が
じんわりとある

この変化を感じながら
黒田はしみじみと思う

人は、タイミングが来れば
ちゃんと変われる

焦らなくても、無理しなくても
身体はその力を持っている

だからこそ
自分を急かさないことが本当に大事なんだと

薬膳の知恵と、不妊への向き合い方

黒田は今
自分と同じように
不妊で悩む方たちを救うために
薬膳を伝える活動をしている

不妊という言葉は重たく感じるけれど
本質は「今、身体が準備中なだけ」だと
黒田は思っている

だけど焦って「これを食べれば妊娠する」
「この漢方がいいらしい」と
情報に飛びつく人も少なくない

その気持ちは痛いほどわかる
黒田自身も、通ってきた道だから

でも
薬膳の本当の使い方は
“症状”を追いかけることではなく
“自分”を見つめることだ

今、自分はどんなふうに疲れている?
どこが冷えていて、どこが熱を持っている?
なにを食べたときにホッとする?
なにをすると心が緩む?

そんな感覚を
毎日のなかで丁寧に感じ取ること

それが、薬膳のいちばん大切な入口だと思う

「これがいい」と言われるものが
今の自分に合うとは限らない

むしろ
「今のわたしが気持ちいい」と思うことこそが
本当の薬になる

妊娠は
その先に自然と訪れる“ご褒美”のようなもの

焦って掴みに行くものではなくて
整った身体と心に
そっと舞い降りてくるものなのだと思う

人生のハーモニー

卒乳して
身体がゆっくり元に戻りはじめた今
わたしは改めて
自分の身体にありがとうと言いたい

あんなにがんばってくれたね
赤ちゃんのために
たくさん血を作って、エネルギーを使って
ちゃんと生きてきたね

そして、食べすぎた日々すらも
今では愛おしく感じる

わたしがあのとき
自分を責めずにいられたのは
「今のわたし」を認めてあげることの大切さを
薬膳が教えてくれていたから

もし今、不妊で悩んでいたり
体調に不安を抱えている方がいたら伝えたい

まずは
自分の心と身体の声に
耳を澄ませてみてください

そして「わたしはわたしでいいんだ」と
やさしく抱きしめてあげてください

それが
薬膳を“使いこなす”ための第一歩

そして、望んだ未来へ向かうための
大切な“心得”になるのだと思います

「わたし」だけのリズムを
大切にしてください

未来の赤ちゃんの鼓動が重なり
人生の豊かなハーモニーが
生まれるのを聴くために

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コメント

  1. 自然と元に戻るっていう考え、いいですね☺️
    無理しないのが安定する秘訣ですね✨

  2. @藤岡麻美
    自然の流れに逆らおうとするとしんどいだけなので
    諦めの様にもみえるのですが
    このマインドが不調改善の近道に繋がるんですよね🫶

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