妊+勉強会 「妊活のための身体づくり」

妊+勉強会 「妊活のための身体づくり」

妊+のカウンセラー同士で勉強会をする企画が立ち上がり、昨日その勉強会を行いました。

「妊活のための身体づくり」というテーマでお話させていただいたので、超ダイジェスト版でポイントをまとめておきたいと思います。

鍼灸がなぜ妊活にいいのか?
特に移植に対してのお話が中心になりました。

それに対し今回は論文やなどの研究データを元にして進めました。

「栄養・酸素・ホルモンは血液と共に子宮・卵巣へ届きます。」

子宮までの届く動脈のルート
内腸骨動脈という動脈から枝分かれして子宮動脈になります。
そして枝分かれしながら弓状動脈→放射動脈→基底動脈→螺旋動脈という具合に,子宮全体に栄養を供給します。

移植前の子宮動脈系の血流環境が良ければ妊娠しやすいか?

日本産科婦人科學會の雜誌では、
妊娠したグループとそうでないグループを比較すると、妊娠したグループの方が有意に子宮動脈と放射状動脈の血流が良いとあり、血流環境を改善することによって妊娠率を高め得る可能性がある。と報告されています。

山口大学大学院医学系研究科では、
子宮内膜が薄い病態は月経周期の初めから、子宮放射状動脈の血流が低下している。
そのため血管がないところに新たに血管がつくられる働きが悪くなり、そのためにさらに血流低下が起きて悪循環と報告しています。

つまり子宮動脈・子宮放射状動脈の血流が良いことが重要としています。

移植直前直後の鍼灸治療の研究

National Library of Medicine
アメリカ生殖医学会
の研究では

National Library of Medicine
鍼灸をしたグループの妊娠率は42.5%
鍼灸をしなかったグループでは26.3%

アメリカ生殖医学会
鍼灸をしたグループの妊娠率は60.6%
鍼灸をしなかったグループでは46.95%

とあります。

当院で2023年~2024年9月の期間に、新宿のあるクリニックで、凍結胚盤胞移植をした方たちの移植直前・直後の着床鍼の結果は、

施術人数         46人
妊娠(胎嚢確認)      27人
妊娠率          58.6%
妊娠された方の平均年齢  39.2歳

でした。

移植後の過ごし方について

Q移植後安静は必要か?

A胚移植後の安静は妊娠率の向上につながらず不要である

とここまでお話をしました。

移植後の過ごし方について残りの分もお話しできる機会があったらご紹介していきたいと思います。

こちらのコラムにもまとめているのですが、
移植後の過ごし方は当院の全コラムの中でも一番読まれるので、それだけ気になるポイントだと思います。
https://soara-sinkyu.com/jitaku-ninkatsu-ninshinshiyasui-karadadukuri/takecare-after-embryo-transfer

納得や安心しながらお話してもらえる場をカウンセラーとして大切にしたいと思います。

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コメント

  1. 10年前ですが移植後に友人が自転車でクリニックから帰ったので驚いて2、3日は安静にだよ!と伝えたんですよね、、そしたら自然妊娠の人は妊娠5ヶ月まで気づかない人もいるくらいだよ!関係ないない!って言っていてその後彼女は妊娠したんです。
    今は移植後は通常生活や仕事も可能なんですね!とても勉強になりました!
    追伸、鍼大好きです^_^

  2. @uca3さん
    移植後は安静にしていた方がいい感じしますよね。
    いろんな根拠が出ているとはいえ、
    どのように過ごすにしても、ひょっとしたら「極端なことさえしなければ大丈夫!」くらいの気持ちでいられることが大事なのかもしれませんね。

    鍼好きとのこと嬉しいです!

  3. 大変勉強になる時間でした!🥹
    なぜいいのか、理由を知ると妊活への取り組み方も変わりますね☺️✨

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