最近ふとしたことがきっかけで、不妊クリニックに置かれていたノートを思い出すことがありました。
採卵時に待機したり休んだりしたりする個室のベッド脇に、そっと置かれていたそのノートには、たまたまそのベッドを割り当てられた人たちの思い思いの言葉が書かれていました。
みんな思いは一緒。子どもがほしい。子どもに会いたい。
待合室ではお互いの顔をなんとなく見ないようにしたり、声を掛け合う雰囲気なんて微塵もないのに、ノートにはたくさんの言葉たち。
そうか、みんなもこんなふうに悩んで苦しくて、泣きたい気持ちでこれ書いてるんだな・・・と、文字だけしか知らないその人を急に身近に感じられました。
採卵のたびに、いろんな人のいろんな想いがつまったそのノートから、たくさん勇気をもらったなー。
私は最後と決めていた採卵のときに、その時の気持ちを書きました。
なんて書いたかはもう覚えていませんが、これからもがんばる誰かが、まずはこの採卵を乗り切れますように。
幸せになりますように。そんな気持ちを込めた気がします。
ひとつの場面を思い出すと、つぎつぎといろんなことを思い出します。
またつぶやきます〜。
コメント