ヴィーナスと軍神マルス
昨年ルーブル美術館で見たある絵画のことです。
(写真が撮れないので、私の表現力勝負です!!
いや、みなさんの想像力で助けてください。)
ヴィーナスと軍神マルスが
ベッドの上で抱擁している
そんなシーンを
脇の方である男が見つめています。
その脇にいる男こそ
なんとヴィーナスの夫。
(そっちが夫かい!)
ツッコミどころ満載な場面なんですが、
興味深かったのは
この絵画の額縁が
黒い丸なんです。
丸い黒い額縁にかたどられた
丸に象られた画。
この丸い額縁があることで
まるで絵を見ているこちらが、
のぞき見をしているような印象になります。
ただの額縁一つで
とんでも現場の意味をさらに表現している。
枠組みというものが与える影響は
パワフルだなと思いました。
色眼鏡を通して世界を見ている
私たちは物事を枠組みを通して
捉えています。
その枠組みが変われば
同じ体験でも感じ方が変わります。
例えばいつも重箱の隅をつつくことを
言ってくる部下がいるとします!
その部下に対してどう感じるでしょうか?
同じ状況だとしても
「めんどくさいな。」
「細かいことばかりだな。」
「そんなとこまで誰も見てないよ」
そんな枠組みで捉えれば
ちょっと距離を置きたい部下と感じるかもしれません。
一方で
「自分に気が付かないところまで教えてくれるな。」
「自分が大雑把だから、これで先方に迷惑かけずに未然に防げた」
という枠組みで捉えれば
心強い味方と感じられるわけです。
リフレーミング
枠組みは他にもこんな言い換えができます。
・細かい→気遣いができる
・優柔不断→他人を尊重できる
・怒りっぽい→正義感が強い
・流されやすい→協調性がある
・意見が言えない→争いを好まない
長所も短所も同じもの。
視点だけが違うだけといえるかもしれません。
そして言葉が変わると捉え方が変わり
肯定的な意味づけに捉え直すことができます。
そして私たちが行う「妊娠しやすい身体づくり」は
冷え対策や血流の改善などの外側だけでなく、
内面が変わることで
心が緩む・軽くなる→外側も緩む
というように、
どんどん変わってゆくことができます。
辿り着きたいゴールがある
得たいものがある
たくさん頑張って
だからこそうまくいかなかった時は
責めてしまうこともあるかもしれません。
私たちは
同じものでも
ちょっと違う視点からも見ることができる
ガイドができるかもしれません。
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