ポンコツ担任
最初に担任した20代前半、学級経営がうまくいかず悩みまくりました。
ほぼ毎日生徒とけんかしてギスギスしていました。
生徒のため!って思っていたことが一方通行でしたが、
やっぱり何とかしたくて反省の日々…。
そんなこんなしているうち、
合唱コンクールの時期が近づき、教室や音楽室での練習をのぞこうとすると
「見ないで!」
と拒否されるようになり…
とうとうわたしもここまで信頼されなくなったかと泣きそうになりました。
そのころ、私のクラスの生徒たちは…
そのころ、私のクラスの生徒たちは、
練習の合間に担任(私)の話をしていたらしい。
「先生(私)は、ポンコツ担任かもだけど、
結局、この3年間一番私たちのことを考えてくれたのも、あの先生なんだよね。
雑用まかされて、遅くまで学校で仕事しているし…(なぜ知っている??)」
「これで私たち、行事でもグダグダで、ただ先生を困らせるだけの生徒になるのイヤじゃん?」
「あの(やんちゃな)先生を最優秀クラスの担任にしてみせようよ!」
それを知らない私は…
彼女たちが選んだ自由曲の「落葉松(からまつ)」を
本番でほぼ初めて聞き、
あまりの上手さに大泣き💦
後にも先にもあれ以上の歌を聞いたことがない。
私はそうやって支えられながら教員を続けてこられた。
今あるのは、そういう生徒たちのやさしさのおかげ。
私は不器用だし、表現するのも実は苦手で、うまくいかないことばかりだったけれど…
きっと先生たちの頑張りを生徒たちは見ているよ!って思います。
2学期が始まりましたね、どうぞご自愛ください。
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