夏休みに思うこと

夏休みに思うこと

「あなたのホルモンの状態に合わせて治療を進めるから

治療成績が高いのです」

そう説明を受け、なるほどと納得して飛び込んだ不妊治療病院。

けれど、通い始めてすぐ、

「はい、次○日後にまた来てください」

と言われる形式だとわかり、つまりは

“通院予定が見えない”ということだと気づき、

フルタイム勤務の私にとって「ホルモンに合わせた治療」というものが

どれほど両立に苦しむことになるか、

想像できていなかったかを思い知ることに。

結果的に私は、治療をしていた合計4年の間、

複数日をまたぐ旅というものに行けませんでした。

もしかしたら、頑張れば行けたのかもしれない。

けれど、頭は常に、

「病院には行かなきゃ」

という思考に占領されて、

旅の計画を立てることすら億劫になってしまっていた、

というのが本音のところです。

だから今でも、

毎年お盆休みにテレビで旅行に行く人のインタビューを見ると

なぜか、心にモヤっとするものを感じたりします。

感じたくなくても感じてしまう、そんなモヤモヤたちと

治療中は特に、向き合い続ける日々でもあったよなぁ。

でもその時から、色々な事情で世の中の”当たり前”に

当てはまらない人もたくさんいるのだ、と目が向くように。

そもそも、世の中の当たり前なんて、結局ないんだ、

という視点も身についた気がしています。

妊活中の夏休み、

ちょっと素敵なカフェでゆっくり夫と話したり、

精力つけよう!なんてうなぎ屋さんへ行って贅沢したり。

その時だからこその過ごし方として楽しめたなら、

きっとそれがサイコーの想い出なんだと思うようになりました。

今だからこそ過ごせる夏休み、満喫しましょう!

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コメント

  1. そうそう、私もまったくいけませんでした。行けて日帰りの神社巡り(笑)。
    車の中で嵐の楽曲を大音量で聞きまくって、洋楽好きな夫を本気で怒らせてしまいました。

  2. 日帰りの神社巡り、予約不要でいいですね〜!
    道中の音楽のすれ違いもまた、想い出ですね(笑)

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