
野菜は食べなあかんやろ?
「ダイエットにいいし、ビタミンも取れるし、野菜不足も解消できるから、生野菜サラダって体にええんちゃう?」
多くの方がそう思うのではないでしょうか
コンビニやスーパーに並んでいるサラダも
忙しいときの強い味方ですよね
でも、薬膳の考え方では
「生野菜=健康にいい」とは必ずしも
言い切れないのです
むしろ体質や体調によっては逆効果になることもあります
生野菜は身体を冷やす
薬膳では食材には「性質」があると考えます
体を温める食材、冷やす食材、中庸な食材
その中で生野菜は総じて「寒性」もしくは「涼性」に分類され
体を冷やしやすい特徴を持っています
火を通さずそのまま食べることで
さらにその「冷やす力」が強まります
特に生野菜サラダの定番
トマト、きゅうり、レタスなどは冷やす力が強い野菜です
夏の暑い時期に汗をかいたあとに食べると
一時的にはスッキリしますが
体質によっては「冷えすぎ」を招いてしまうのです
脾を弱らせ、気血が作られにくくなる
東洋医学で「脾(ひ)」という臓腑は
食べ物を消化吸収し
私たちのエネルギーである「気」と血液のもとである「血」を作り出す大切な働きを担っています
しかし冷たいものをとりすぎると
脾の働きが弱ってしまいます
イメージとしては
冷たい水を入れられた鍋で煮物をしようとしても、火の通りが悪くなってしまう感じ
結果として「気血が不足」し
体力や免疫力の低下、疲れやすさ
月経トラブルなどにつながっていきます
不妊との関わり
脾が弱って気血が不足すると
子宮や卵巣に十分な栄養やエネルギーが行き渡らなくなります
薬膳の視点では「子宮は血をもって養われる場所」。血が不足すれば、生理が遅れる・量が少なくなる・排卵に影響するなど、不妊の原因になりやすいのです
「体に良いと思って毎日生野菜サラダを食べていたけど、実は妊活にはマイナスになっていた」
そんなケースも珍しくありません
生野菜を控えた方がいい人
もちろんすべての人に「生野菜はダメ!」というわけではありません
薬膳は体質との相性が大切です
次のようなタイプの方は
生野菜を控えめにした方がいいでしょう
• 冷え性で手足が冷たい
• 胃腸が弱く、すぐにお腹を下す
• 生理が遅れがち、経血が少ない
• 疲れやすく、風邪をひきやすい
こうした方は、サラダを山盛り食べるより
体を温めて脾を守る食べ方に切り替えることをおすすめします
おすすめの野菜調理法
生野菜の代わりに取り入れたいのが
温野菜や蒸し野菜
火を通すことで野菜の「冷やす力」がやわらぎ、胃腸への負担がぐっと減ります
例えば…
• ブロッコリーを蒸してオリーブオイルと塩でシンプルに
• にんじんや大根をスープにしてほっこり温まる
• キャベツをさっと蒸してポン酢で
これだけで消化吸収力が高まり
同じ野菜でも「体に入ってからの働き」が変わってきます
薬膳は「食材そのものの力」と「調理法」を掛け合わせて考えるのが特徴です
サラダ一辺倒ではなく
季節や体調に合わせて調理法を工夫することが、健康にも妊活にもつながります
まとめ
「生野菜サラダってええと思うやんか」
そのイメージは決して間違いではありません
ただし薬膳的に見れば
生野菜は体を冷やしすぎることもあり
特に妊活中や冷え性の方には要注意の食べ方です
脾を守り、気血をしっかり作ることが
元気な体と妊娠力につながります
温野菜や蒸し野菜をうまく取り入れて、
「身体にやさしい野菜の食べ方」を意識してみましょう❁⃘*.゚
子宝カウンセリング
オンライン妊活サロン「べびきゃある」では、こうしたおすすめ薬膳食材の他に
体質にあった調理法や摂取の仕方なんかもお伝えしています
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是非一度、黒田にお声かけくださいませ𓎤𓅮 ⸒⸒
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