不妊治療と仕事の両立　夫の転勤に付き添った私の話

女性として生きることの難しさに初めて直面した

こんにちは！不妊カウンセラー・薬剤師の中川佳子です！

多くの女性にとって悩む課題である【不妊治療と仕事の両立】について、夫の転勤と共にクリニック転院、転職を経験した私の実体験をお伝えしたいと思います。

妊活を開始して不妊専門クリニック受診。タイミングをみるも妊娠せずそろそろ体外受精にステップアップしようかなと考えていた最中、夫の転勤が決まりました。
当時、私は名古屋にある大学病院に勤務しており、当直があり忙しい毎日を送っていました。
夫は東京に移動するので、新しい家族の形をつくるためには私も退職が必要でした。

子供は絶対に欲しい。退職はするけど仕事は続けたい。

それが私の強い思いでした。
薬剤師は比較的転職のしやすい仕事ではありますが、不妊治療中は全く別。
忙しい職場を退職するなら体外受精にステップアップしよう。そう決めていました。

東京に転居し、自宅の近くの不妊専門クリニックに通い始めました。
体外受精の治療説明を受け、あまりの通院回数の多さに私は愕然としました。

通院のための予測不能な急な休みが必要。いつ妊娠するかわからない。もしかしたらすぐに産休に入るかもしれない。そんな状態の私、誰が雇ってくれるだろう。

仕事を続けていくのは難しいかもしれない。
女性として生きることの難しさに初めて直面しました。

仕事したかったけど私にはもう無理なんだ。
勝手に自分で抱え込んで部屋の隅で落ち込む日々が続きました。
デリケートな話で誰にも相談できていなかったからです。

周りに迷惑をかけず自分だけ我慢することがいいこと、という要らない思い込みに支配されていました。思い込みの中にいることにすら気がついてなかった。

そんな状況を見かねた私の夫が周りに相談してくれたり、私も少しずつ周りの信頼できる友達に話せるようになってきました。

不妊治療を経験した女性が手を差し伸べてくれた

鬱々とした日を過ごしていましたが、ある日転機がおとずれます。

夫から「ここの会社の女性が不妊治療を続けながらうちの薬局で働いていいよ、と言ってくれてるよ。名刺をもらってきたから絶対に連絡して。」と言われ、名刺を渡してくれました。

私は「そんなことあるの？」と思いつつ、その女性に連絡をとり会っていただくことに。

ランチの約束。先にお店に着いた私。初対面の人に、自分の不妊治療の現状を話すなんてすごく緊張したこと今でも覚えています。自分のことわかってもらえるだろうか…すごく怖かった。
今の自分が嫌い。だからありのまま話したら嫌われるんじゃないか。
女性が到着し、お話が始まりました。

なんと、その女性も「私も不妊治療して子供を授かった。仕事を続けながらの体外受精は本当に大変だった。職場の誰にも相談しなかったし、家族以外にいうのはあなたが初めてよ。」と言ってくれ、私の緊張の糸が解けました。

子供の話を聞くと自分が辛くなる感覚があったのに、なぜかその女性の子育ての話を聞いても全然辛くならなかった。不妊治療の先に子育てがあること、自分は全然想像できていなかった。けれど、この時初めて、治療後の先に自分の人生が続いていることを意識できたのでした。

「あなたは今辛い最中にいること本当によくわかる。あなたと同じ経験があるから。だけど、人生はここで止まってしまうのではない。あなたの人生はまだまだ続いていく。だからこそ、うちの会社に来てください。」

私は泣きながら帰りました。そんな優しい言葉をかけてもらったことは初めてでした。
体験をしているからこそわかる、私たちの想いがある。
不妊治療経験者に今のありのままの想いを話すことで解消される問題がある。

誰かに話をすることで気持ちが整理されて、幸せに向かう道がわかることがある。

自分はこの経験があるから、今辛い思いをしている人に寄り添いたい。

不妊治療を経験した当事者だからこそ、何も言わなくても共感できることがある。

もしも今、あなたが辛い最中にいるなら絶対に相談しにきてほしい。

—————————————
⭐️妊活マルシェにて【妊活×はたらくサポートBOX】販売中！！抽選で体質に合った薬膳茶プレゼント☕︎

【BOX内容】
１．キャリア×不妊の体験談
２．仕事と妊活の整理シート
３．妊活カウンセラーとの個別相談（30分）
４．学べるオンラインセミナー参加券

転勤を経験した私の体験談BOXも販売中。もっと詳しく体験談を知りたい方は是非購入ください。
以下のURLよりアクセス→妊＋をクリックし、購入画面に進んでください！

https://152964.my.canva.site/facebook