ジユーダム

ジユーダム

実はわたし…

椎名林檎さんのファンです
あの歌声と独自の世界感
彼女の持ち合わせている
掴みどころのない妖艶な雰囲気に
すっかり虜になっています

そんな椎名林檎さんの曲「ジユーダム」
初めて聴いたとき
軽快で明るいメロディラインに
ぶっ飛んだ歌詞が何ともわたしの耳に
心地良く響いたのを覚えています

「ジユーダム」という響きには
自由(ジユウ)と
ダム(せき止めるもの)が同居しています

まるで「自由を求める心」と
「それを抑え込む社会の枠組み」が
せめぎ合っているようで

わたし自身
世間体や世の中の常識などに
疲れを感じた時、この曲を聴くと
「そうだ、わたしは私の道を選んでいいんだ」
と勇気をもらえるのです

社会の「ダム」が女性を苦しめる

不妊に悩んでいると
社会の声や常識に押しつぶされそうになる瞬間があります

「結婚したら子どもを持つのが当たり前」
「不妊治療は努力だからがんばらなきゃ」
「女性は母になって一人前」

誰かが直接言うわけではなくても
こうした価値観が日常の空気のように
存在していて、無意識に心を縛ってきます

それはまるで
心の奥に大きなダムを築かれてしまったようなもの

自分らしい感情や
本当に望んでいる生き方が
せき止められてしまうのです

自由は自分の中にある

でも「ジユーダム」が教えてくれるのは
ダムを壊す力は外からやって来るのではなく
自分の中にある、ということ

「子どもがいなくても、私の人生は価値がある」
「治療を続けるかやめるかは、私が決めていい」
「他人の期待より、自分の心の声を信じたい」

そう思えた瞬間
せき止められていた水は流れ出し
自由があふれ出します

社会の常識は簡単には変わらないかもしれません

けれど、自分の心の声を取り戻したとき
わたしたちは確かに自由になれるのです

“こうあるべき”より“私はこうありたい”

不妊だからといって
人生の意味が減るわけではありません

むしろ、不妊を通して
「自分にとって本当の幸せとは何か」を
見つめ直す時間を与えられている人も多いのではないでしょうか

誰かの「こうあるべき」に
応えるために生きるのではなく
「私はこうありたい」と胸を張って生きる

それこそが
ジユーダムのメッセージと重なります

完璧主義、現実主義ほど不妊に悩む

〜敵か味方か
勝ちか負けかを
決めた瞬間
急に世界が暗く狭まってくのが
見えたでしょ?
さぁ 帰ろう自由へと〜

椎名林檎:ジユーダム

結婚が早いのが勝ち?

悩まず子宝に恵まれてる人は敵?

この思考、どんどん自分の世界を
暗く狭いものにしていきます

自分のライフプランは
競争する必要は無いのです

人の数だけライフプランがある
お金持ちが優れてる訳では無いし
貧乏だから不幸でもないのです

自分の人生を自由に彩る事が出来る特権を
誰しもが持っているのです

最後に

わたしは、この曲を聴くと
「自由を生きることは、わがままではなく、誇りだ」と感じます

社会の声や周囲の期待に押し流されそうなときこそ、自分の内側に問いかけてください

「私は本当はどうしたい?」

その声に従って一歩を踏み出したとき
あなたはすでに自由です

そして、その自由を生きる姿は
誰かを救い、勇気づける光になるはずです

報告する

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

関連記事一覧